現役の看護師が、看護師を目指した理由

看護師には仕事とお金があります

学生が進路を選ぶ時に参考にするのは、現役でその仕事をしている先輩の意見でしょう。実際に働いている立場からの意見は貴重ですね。というわけで、現役看護師の志望動機をいくつか集めてみました。中には、多少本音すぎる意見もあるようですが、参考にしてくださいね(笑)。

やりがい

看護師になった人の多くは「人のためになりたかった」と言っています。弱っている人を放っておけないタイプですね。こういう性格のひとは看護師の適性があるといえます。看護の基本は、患者さんに寄り添う気持ちを持つことで、それがむりなくできると仕事もたのしい。非常に看護師に向いているタイプでしょう。
「学校に入ったころは、できるかどうか不安だったが、意外と適性があった」「患者さんが元気に退院すると、無性にうれしい!」など明るい理由で、看護師を選んでいます。

安定性

看護師をめざす理由として、一生働けるから、というものがあります。最近のように、就職しても一生その会社で働ける人が少なくなってくると、安定した職場がほしいですね。看護師は就職しようと思ったら、絶対に職場が見つかる仕事です。一生を通して考えると非常に安定しています。
だから志望動機も「就職難の時代でも、必要とされる仕事につきたかった」「年をとっても働ける資格が欲しかった」というのが多いです。看護師は国家資格ですから、一生使える免許です。公立病院に就職すれば公務員になりますから、待遇もそれなりにいいですね。

家族のすすめ

家族につよくすすめられたから、という看護師もけっこういます。看護師になる人は、まわりに医療関係者がいるケースが多くて、看護師でなくても医療職についている人が身近にいるという話もよく聞きます。「親に強くすすめられたから」「母親が看護師で、なんとなく選んだ」ケースも多いんです。
看護師は大変な仕事ですが、女性にとっては昇進のチャンスがきちんとある職場です。大きな病院は、入職してからの教育体制もきちんとしています。その気になれば、男女を問わず管理職までのハシゴが用意されているのです。最近は男性看護師もいますが、男性だからと先に管理職になることはすくないでしょう。昇進のチャンスが公平にあるというのは、女性にとって可能性が大きく広がる職場です。

高収入

生きていくにはお金が絶対に必要。他の仕事でもお給料はもらえますが、女性の仕事として、看護師はかなり高給です。女性が1人で生活するには不足のないお給料ですし、万が一子どもを連れて離婚しても、母子二人が食べるのに困りません。若くても、早く自立したい人は看護師をめざすようです。
志望動機を聞くと「男性に頼らず、1人で生きていけるから」「食いっぱぐれがないから」とはっきりしていますね。なかには「好きな人があまり稼げない仕事だったので、支えるため」なんていう、男らしい理由もありました(笑)。

社会人からの転職

最近は社会人として働いた後で看護学校に入り、看護師として転職する人が増えています。前の職場が倒産してしまったり、解雇されたりして転職を考えて「次は長く働ける職場がいい」からでしょう。男性の場合は家族を養う目的もありますから、それなりの金額のお給料がもらえて、将来は管理職にもなれ、次の転職をする時に職場に困らない、などが大きな理由です。
社会人から転職するには、看護学校に通っている間の学費や生活費を確保する苦労があります。それでもいったん看護師になれば、仕事は必ずありますから、むくわれることになりますね。

まとめ ロマンはないが職場とお給料はあります

聞いてみれば見るほど、看護師になる理由ってほんとうにそれぞれですね。現実的にお金や将来性を考えて看護師になった人が、意外と多いのがおわかりでしょう。看護師はロマンチックな仕事ではないんです(笑)。
しかし最初の志望動機が何であれ、看護師として働き始めたらあとは一緒です。ハードではありますが、メリットも大きい仕事です。長い人生を考えた時、看護師免許は本当に役にたちますよ。

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