看護師のやりがいって、なんですか?

看護師のやりがい

どんな仕事にも意義があり、働く価値があります。

しかし面と向かって「看護師のやりがいは何ですか?」と聞かれると、現役の看護師はちょっと考えてしまいますね。

けがをしている人、病気をしている人に寄り添い、ケアするのが看護師の仕事ですが、具体的にやりがいって何でしょう。

【1日だって同じ日がない】

多くの看護師がやりがいについて「患者さんごとに、違うことを学べるから」と考えています。

人間は1人ずつみな違います。同じ病気やけがをしても、回復過程や変化は全員違います。

どんなベテランの看護師でも、まったく同じケースに出会うことはありません。病気やけがには、よく似た症例はあっても、それぞれが違う個性を持っています。

同じ患者さんでも、今日と明日では病状が違います。患者さんにとっても看護師にとっても、同じ日は1日もありません。

どんどん変化する中で、患者さんが少しでも笑顔になれるようにサポートするのが看護の面白いところなのです。

患者さんの努力が実って退院される瞬間が、看護師が最もやりがいを感じる瞬間です。

患者さんの助けになると思えばこそ、ハードな仕事もやりぬけ、命にかかわる緊張とプレッシャーに耐えられます。

【患者さんに育てられる】

看護師はよく「患者さんに育てられる」といいます。

新人看護師は手ぎわが悪いことを患者さんに叱られつつ、次の日には少しでもうまくなれるように努力します。

ベテラン看護師だって、ちょっとした介助の角度が悪かったと反省し、翌日は別の方法で患者さんの痛みを軽くできないかをためしてみます。

看護の方法には、正解がないこともあります。

看護師自身が考えて、努力して、動くことでしか答えが得られないことがたくさんあるのです。

患者さんは看護師をためし、きたえ、育ててくれる大事な存在。家族でもない人に成長を助けてもらえる仕事はそうありません。

患者さんとの密接な関わりあいが、看護師を育て、一人前にしていくのです。

【寄りそいと観察が看護師の基本】

たとえば看護師以外の人に、看護の仕事って何だと思いますか?と尋ねると「注射や点滴をする」「ドクターの手伝いをする」という具体的な仕事内容が帰ってくるでしょう。

点滴や採血、ドクターの介助などは、たしかにとても大事で、実際の業務時間は、ほとんどがこういった具体的な仕事で占められています。

ですが看護師の仕事は、良く見ることが一番の本質です。

たとえば観察、アセスメントと言いますが、患者さんの様子をよく見て小さな変化に気付くことで、大きな病状の悪化を防ぐことができます。

清拭(患者さんの体を拭いて、清潔を保つこと)や着替えの介助をしながら、看護師は無意識のうちに患者さんの変化を感じ取ります。

時間にしたら、1日にわずか数分。でも毎日の観察で、同じ患者さんをよく見ているから気づくことです。

患者さんの変化に気がつくには、相手に近づいていく気持ち(寄り添い)と冷静な観察がなければできないのです。

自分が気付いた変化が患者さんのケアに役立つ。こんな時、看護師はやりがいを感じますね。

【男女差がすくない職業】

一方でお給料の面でも、看護師はやりがいがある仕事です。

ある調査によれば、仕事にやりがいを感じられない人は、収入に不満があることが多いそうです。

お金がすべてではありませんが、自分の仕事に見合った収入がなければ、気持ちよく働けないのも事実です。

いまは女性と男性の収入の差が減ってきていますが、女性の給与は未だ低い傾向にあります。

その点、看護師は収入に男女差がほとんどなく、本人の実績や技術が高く評価されます。

男性看護師がいる病院でも、男性だからお給料がよく、出世しやすいと言うことはありません。

看護師にとって大事なのは、経験と技術力です。

出来る看護師は評価されますし、お給料にも反映されます。

学歴もあまり関係がなく、初任給は大卒看護師のほうがいいですが、その後は実力勝負です。

やる気があり、力をつけた看護師は他の病院へ転職して、たくさんのお給料をもらうこともあります。

年齢や学歴、男女差が少ないと言う点で、看護師は女性にとって働きやすい職種であると言えます。

しかも圧倒的な女性職場なので、育児休暇が取りやすい、病院に託児所が付属されている、というメリットもあります。

看護師は、いろいろな面で一生働く女性をサポートする体制が、すでに整っているのです。

【まとめ】

看護師はよく「冷静な頭と暖かい心を持ちなさい」と言われます。

看護の現場では、重篤な状態に陥った患者さんに対して、冷静な判断力を求められることがあります。

同時に、どんな時でも患者さんの立場になって考える温かい心も必要です。

看護師として経験を積めば積むほど、患者さんに対する感覚が研ぎ澄まされてきます。

「どんな患者さんも同じではない」そう感じた時から、看護師のやりがいは2倍にも3倍にも増えていきます。

人とかかわることが好きで一生続けられる仕事をしたいと思っているなら、看護の仕事は必ずこたえてくれますよ。

参考サイト:第3回「ビジネスパーソン1000人調査」働き方に関する意識)(PDF)

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