面接試験でこんな失敗を!(でも大丈夫!)

緊張する面接試験の切り抜け方

看護専門学校の場合、試験の中で面接が占める割合はかなり大きい。

筆記試験+小論文ときて、最後の面接で大失敗したらどうしよう。

そんな心配がありますね。

大丈夫です。というのも、みなさんが心配するような失敗は、すでに先輩看護師がやってきているからです。

どんな失敗をしたのか、ちょっとのぞいてみましょう。

先輩たちはこんな失敗例を

いくつか、面接における失敗例をあげましょう。

受験面接でこんな失敗をしても、みんな立派に看護師とて働けるんです。

1.緊張のあまり早口になり、声が裏返っていた。

面接時には学生はみんな緊張するものです。

声も裏返ります。

ある学生は「今日はこんな声ですが、ふだんは普通です」と裏声のままで答えたとか。

緊張するあまり面接室で倒れるレベルになると、「将来の看護師としてどうか?」と思われますが、裏声程度なら心配はいりません。

2.「この学校を選んだ理由は?」ときかれて「家から近いので、長期間になっても通えると思いました」と答えた

このとき、面接官は笑って「うちの学校は3年制ですから、長期間にはなりませんよ」と返したそうです。

緊張しすぎて混乱しているのだろうと、好意的に受け止めてもらえる範囲です。

ただ、もう少し具体的に学校のカリキュラムや支援体制に興味があったなどと言っておくべきでしょう。

3.面接では笑顔が大事とおもい、無理やり表情を作っていて、最後は顔がけいれんしかけた。

これも気持ちはわかります。

看護師には笑顔がとても大事なので、面接でも笑顔をみるのです。

あるいは内心の動揺が、表情にすぐ出るかどうかもチェック項目です。

コツは、あまり面接官を意識せず、無理に笑顔を作らないで、すこしだけ口角を持ちあげましょう。

まだまだあります、面接失敗例

続けていきましょう。だんだん深刻(?)になってきます。

4.最後に自己PRをしてくださいと言われたが、緊張して頭がまっしろ。思わず「なにもありません!」と大声で断言してしまった。

当たり前ですが、学生の皆さんはあらかじめ、自分なりの模範解答を作ってきているはずです。

でも面接と言う場面では、緊張のあまり、言葉がでてこないのです。

「しまった!」と思ったらすぐに「ありました、○○が得意です」と追加すれば大丈夫です。

5.「もし、看護師をやめたらどうしますか?」ときかれて、「どうしましょうか?」と聞き返してしまった。

こんな意地悪な質問も、面接ではありえます。

まだ看護師になれるかどうか分からないのに、こんなことを聞かないで、と思いますね。

面接官によりますが、この後にかさねて「さあ、あなたならどうしますか?」と聞かれることがあります。

これがチャンスです。

用意してきた答えを、一生懸命思いだしましょう。

ちなみに、この場合の正解は「看護師としてながく働くつもりなので、やめることは考えていません」です。

面接で見たいのはこんな点です

こんなに緊張する面接なんて、やめてほしいと学生は思っていますが、学校は真剣です。

面接の場面は、入学前に受験生と学校が直接やり取りできる唯一の場面です。

学校側としては、この学生が最後まできびしい看護学校のカリキュラムをやり抜けるのか、を見たいのです。

ですから、いろいろな失敗があっても最終的に「看護師になりたいんです」という内容が、学生の表情や態度から感じ取れればいいわけです。

もしも面接官が気になる回答があれば、失敗例5のように、質問の言い方を変えて、もう一度聞き直してきます。

つまり、再チャレンジの場が与えられているのです。

1回失敗しても、学生が言いたかったことを言う機会があります。

2回目にきちんとしたことが言えれば、1回目の失敗はなかったことになります。

それほど心配することはありませんよ。

NG項目に要注意

具体的なことで、面接室に入った瞬間から不合格になることもあります。

ごく常識的なことばかりですので、面接前に必ず確認をしてください。

1.服装がカジュアルすぎる

面接は公の場です。

着てくるのは制服が当たり前。

面接官がスーツを着ているように、学生は制服を着ていきましょう。

制服がない学校なら、ブラウスと黒いスカートやリクルートスーツを着ます。

ピカピカの恰好でなくてもかまいませんが、面接官が不快に感じない程度の清潔さは必要です。

看護師は清潔感が求められる仕事です。

2.長い髪はお団子にして、ネットでまとめる。ショートヘアでも前髪はピンでとめる。

イメージ的には、看護学生として実習先の病院へそのままの格好で行けるかどうかです。

髪の毛をくるくるに巻いていく必要はありませんし、無理にショートにすることもありません。

清潔感が大事なのです。

髪のカラーリングは、どんな色でもNGです。

3.願書の写真は写真屋でとる

これは学校に対する礼儀です。

証明写真をとるボックスでもかまいませんが、できれば写真館やスタジオで撮るのが正解。

写真の第一印象も大事です。

面接は判断の一部です

面接に来るまでに学科試験を受けているはずですし、面接だけで合否が決まることはありません。

よほど常識からはずれたことをやらなければ、面接が原因で不合格になることはないでしょう。

面接は事前の練習で、言いたいことが自動的に口から出るほど練習すれば大丈夫。

あとはいかに看護師になりたいかを熱く話せばきっと伝わりますよ。

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